スイス館

テーマは「調和の中の多様性」

建築

「光の木」と呼ばれた巨大なデコレーション・ツリーと、展示場、レストランのある展示館で構成されていました。
展示館全体は、従来の展示館の概念を度外視した構想で、計画された動線や一定の出入口もなく、観客は「光の木」の広場や展示室を自由に動き回ることができるなど、類型化を排したユニークな展示館でした。
この「光の木」はアルプスの樹氷をみごとに表現したといわれる巨大な彫刻で、5メートル四方の幹の上に、径55メートルの“枝”を四方に伸ばした高さ21メートルの建造物でした。これは、スイスの新鋭建築家ウィリー・ワルターの作品で、国内コンベンションで1等に当選したものでした。

製作にあたっては、12メートル80センチの基準寸法が徹底して使われ“小枝”の部分を除いて「SM-50」と呼ばれる特殊鋼材370トンが使用されました。これらの鋼材部分の表面は、アルミニウム板でおおわれ、“大枝”“中枝”“小枝”の順に伸ばし、上になるほど広く、3層に組上げられていました。
“小枝”の先端に3万2,036個の透明ガラス白熱電球(40ワット)が取付けられ、夜は無数の電飾をつけたクリスマス・ツリーが、きらめく樹氷のように夜空に輝き、幻想的なながめが楽しめました。
幹の根元部分にあたる地下には空気調整装置がセットされ、最下層の“枝”の間から冷やされた清浄な空気が送り出され、広場全体がアルプスの涼しさを思わせるような冷気につつまれる仕掛けになっていました。また各枝部分の地上7メートル、10メートル、12メートルに104個のスピーカーが設置され、「光の木」の下の広場でいこう観客の頭上から、6チャンネルの再生装置で美しい電子音楽が流されていました。これとは別に「光の木」の点灯時にだけ、高さ20メートルの最上層部に取り付けた12個のコンプレッサー型スピーカーから、音を周囲の会場に響きわたらせるようになっていて、1分間、4個のカセットテープによって電子音楽を流していました。この電子音楽は「光の木」の視覚効果を高める背景音楽として特別に作曲されたもので、さまざまな鳥の声が取り入れられ、樹氷の下で自然を満喫する気分が味わえました。
展示等は地上3階、地下1階で「光の木」と同じような箱形ラチス梁で24メートルスパンの両端をピン耐震鉄骨構造にしていました。建物内部の配置は、吹抜けの展示室が約半分を占め、残りが大小二つのレストランとバー、化粧室などに、地下は管理施設になっていました。外装にはすべて白色サンド・ポリエステル・パネルを使い、雪のイメージが示されていました。

展示

1メートル28センチ角の展示柱12本を利用して、展示が行われました。展示の内容は「スイスの文化」「観光地としてのスイス」「スイスの経済と産業」の三つのテーマに大別され、音や光を使わず展示物で表現する方法がとられました。さらに、観客がわかりやすく、しかも退屈しないよう、簡潔で静的な展示とし、巡路方式を避け、観客は自由に出入りし、場内を自由に歩き回れるようになっていました。

各展示柱の展示内容は次の通り。

展示柱1:「観光」
展示柱2:「回転写真パネルによるアルプスの観光」
展示柱3:「写真によるスポーツ紹介」
展示柱4:「原子時計」
展示柱5:「時計展示」
展示柱6:「絹とししゅう」
展示柱7:「精密工業(船舶用ディーゼル)」
展示柱8:「化学と染料」
展示柱9:「水資源」
展示柱10:「20世紀スイス文化の概念」
展示柱11:「ル・コルビジェとヨハン・ハインリッヒ・ペスタロッチ」
展示柱12:「永世中立国としてのスイス国情」

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