みどり館

参加者

みどり会

テーマ

多次元の世界

建物

 外径 46メートル、高さ 31メートルの半球状のドームで、この館最大の展示物であった「アストロラマ」のために設計されたものであった。地上 1 階、地下 1 階建て、鉄筋コンクリート造の基礎部分を除く上部の主要構造は、鋼管を使った三角形を基本とした多面体で、屋根の部分はガラス繊維で強化されたプラスチックの成形パネル 640 枚を使用、 パネル 4 枚を 1 組にし、 160 種に色分けして多面体の美しさを強調していた。
 内部は、地上 1 階が約 1, 000 人を収容できる円形劇場と展示場、地下 1 階が管理室になっていた。

みどり館

展示

 最大の呼びものは「アストロラマ」であった。「アストロラマ」とはアストロ(天体)とドラマ(劇)の合成語で、超立体的な全天全周映像である。これまでの“見る映画”とは違う“参加する映画”で、世界最初の映像表現であった。
 観客は待合いテントを通ってドームに入った。エントランス・ホールには現代美術をはじめ、アストロラマ・ユニットカメラ、 撮影場面のスチール写真が展示され、「アストロラマ」が始まるまでの時間をここで過ごすようになっていた。
 ドーム形の半球の内部はすべてスクリーンで、総面積は 2, 000 平方メートル、シネラマの約 12 倍の大きさであった。材質は幅 4 センチメートルの特殊ナイロンテープ19 万枚を張合わせたもので、観客はどこからでも鮮明で美しい映像を見ることができた。
 映像は周囲 360 度、上下 210 度という全視野映像ともいえるもので、撮影機、映写機とも新しく開発されたものであった。撮影機は口径 300ミリ、超広角 133 度という世界最大のレンズを備え、 5 台のカメラが 1 組になって地上から天頂までの全天全周映像を同時に撮影できた。また映写機は、特殊水平送りの 70ミリ 8 パーフォレーションのものを開発した。この 5 台の映写機から 5本のフィルムを同時に映写する仕組みで、等距離映写方式のため、直径 30メートルのドームに投射してもゆがみが出ないようになっていた。
 フィルムは 70ミリ映画の 1. 7 倍の大きさで、フィルム自体に音が入っていないこと、普通のフィルムが縦に送られるのに対し、横に送られること、などの特徴があった。
 音響再生装置も新しく開発されたもので、 515 個のスピーカーから超立体音響がドームいっぱいに流れた。映像は「誕生」と「前進」の 2 部から構成されていた。「誕生」は、宇宙の創生から人間の未来までの壮大なドラマで、プロローグに続き、白布をまとって踊る原始人、土偶、はにわ、ヒットラー、空襲、アポロ打上げなどの歴史の 1 コマ 1 コマが登場し、幻想的、風刺的に「人間とはなにか」を観客に問いかけた。
 「前進」は、スピードとスリルの世界であった。笛、太鼓でダシ(山車)がねり歩く秋祭りのシーンから始まり、続いてバトン・トワラーの若々しい行進、ヨットの軽快な帆走、蒸気機関車の荒々しい動き、自動車のスピーディーな走行などが、臨場感のある音響とともに観客に迫った。この映像は、たくましく未来へ前進する人間の姿を象徴していた。
(この館のプロデューサーは大林芳郎であった)

全天全周映像「アストロラマ」

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