松下館

参加者

松下グループ

テーマ

伝統と開発

建物

 敷地の周囲に植えた約1 万本の竹を背景に、天平時代の建築様式を取り入れた堂宇2棟が池に浮かんだように建っていた。周囲の壁は、プラスチック板を中にはさんで厚さ3ミリメートルのガラスが2 枚張合わされ、このガラスの内側に2,300 本の白色蛍光灯(40 ワット)が、常時点灯されていた。
 前後棟合わせて1,400 平方メートルの照明面積をもつ壁面全体が、まるで白い障子のようにあざやかに浮き立って水面にはえ、堂宇と水と竹林の組み合わせが幽玄な雰囲気を醸し出していた。

松下館

展示

 前棟の内部は、3 階まで吹抜けになっており、1 階ホールの中央に、現代文明を5,000 年後の人々に残す「タイム・カプセルEXPO’70」の本体が展示され、その後方に、博覧会終了後大阪城公園の地下15メートルに埋設される状況が、模型によって示されていた。
 カプセルの本体は、科学技術の専門家23 人からなる技術委員会(茅 誠司委員長)の指導のもとに、松下電器
株式会社生産技術研究所が久保田鉄工株式会社の協力を得て製作したもので、高さ1メートル30、内容積50 万立方センチメートル、重量1.6 トンのホワイトグレーの球体であった。材質は、衝撃と腐食に強いNTK22AT 相当ステンレス鋳鋼で、内部を気密構造にするために、二重ぶたになっていた。
 2階から3階にかけてはカプセルの収納物の展示場であった。観客はスロープを降りながら、これら収納物を
観察することができた。
 収納物は、サラリーマンの1 日と一生、日本の四季を絵巻物形式に記録した「現代人間絵巻」(全4 巻)、日本および世界の地形、地質、社会、産業、公害など広範囲の問題を集録した「アトラス日本と世界」、各種の種子、宇宙開発の資料、原子爆弾被災遺物、蚊やハエの標本、現代人の表情を写したフィルム、交通安全のお札、漫才、落語、動物の声などの録音、現代文学作品、美術、音楽、映画など、1970 年代の文化遺産というべきもの2,068点に及んだ。
 前棟で5,000 年後の未来を思い描いた観客は、渡り廊下でつながれた後棟に入ると、一転して伝統的な静寂の世界に導かれた。ここでは、竹林をわたる風の音をききながら、茶室で優雅なお点前の美しさを楽しんだ。後棟を出て右手に滝を見ながら小橋を渡ると、出口まで約100メートルの散策の小道が続いた。この小道は「5,000年の道」と名付けられ、四季折々の風情に合わせて、虫や鳥の声が聞かれる仕掛けになっていた。
 なお、日本万国博の開幕日から丸1 年後の昭和46年(1971 年)3 月15 日、「タイム・カプセルEXPO’70は、大阪城公園内の天守閣前広場(北緯34 度40 分58秒、東経135 度31 分42 秒)の地下深く埋設された。
 収納にあたっては、収納物をすべて殺菌、消每したうえ、カプセル内部を29 個の小室に分け、同質のものをまとめるなどの方法がとられ、カプセル内にアルゴンガスを充てんして密封された。
 カプセルは二つで、第1 号は5,000 年の長い眠りにつき、6970 年に開かれる。また、第2 号は30 年後の21 紀初めに開かれ、以後100 年ごとに経年変化が調査されることになっている。
(この館のプロデューサーは苗加修二であった)

タイムカプセル

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