ドイツ館

テーマは「音楽の花園」

建築

展示場はすべて地下に設けられ、地上には四つの噴水と緑の芝生、美しい花園がひろがり、建物は音楽堂の半球形ドームとレストラン、休憩所だけの未来都市の方向を暗示した展示館でした。
四つの地下展示場は、いずれも直径27メートル、高さ7メートルの円筒を建て、それをS字状の通路で結び、連鎖状に並べた平面配置となっており、地表面から5メートルから7.5メートルの深さに埋め込まれていました。各円筒上の屋根は、地表ではそれぞれ円形の噴水池になっていました。屋根の部分は梁24本が放射状に渡され、デッキプレートでおおわれていました。この屋根は地下展示ホールの外壁となっている鋼矢板連続壁でささえられていました。
半球形ドームは、内外両面が二重になっており、外面の直径は30メートル、地表から最頂部まで高さ22.5メートル、内面と外面の間隔は1.5メートルでした。外面は三角形、内面は三角形と六角形をつないだ形になっていました。

ドーム建築にはドイツ・メロー社の特許工法メロー・システムが採用され、世界でも最も軽量といわれる長さ2メートルから3メートルのメロー鋼管と、直径1.1メートルのメロー鋼球が部材と接合部に使用されていました。屋根板には、木製防水シート張りパネル840枚が使われ、ドーム全体は33ヶ所のピン・ジョイントで基礎部とつながれていました。

地下へ導入される玄関ホールまではらせん回廊で、回廊に面した円周部の芝生にはスピーカーと鏡が埋込まれ、観客はすばらしい音楽と、鏡面に写る自身の姿を楽しむことができました。玄関から奥へA、B、C、Dの地下展示場があり、D展示場から案内所を経てオーディトリウムと呼ばれる音楽堂まで、二つのエスカレーターを乗継いで行けるようになっており、また、A、B両展示場と音楽堂、レストラン、管理棟に通じる遊歩道も設けられていました。

展示

全館に流れる音楽と、ドイツの四季の花に埋まった庭園によって、平和な未来を築くため に努力しているドイツの姿が表現され、四つの展示場と音楽堂で、豊かなドイツの伝統と 新しい力が紹介されました。

A展示場は円筒形の壁面全周がスクリーンになっており、中央部がワイドスクリーン、その左右が14面のスクリーンになっていました。ドイツの風景、運輸・通信、都市、日常生活、芸術・科学、産業・経済・作業環境、道路、鉄道の紹介をはじめ、都市の新旧建築物の対比、最先端の工学、ドイツのスポーツやミュンヘンオリンピック大会の会場施設も紹介されました。

B展示場では、音楽を奏するコンピューターなどの音楽関係の技術が紹介されていました。円形ホールの半分は鏡の壁で、スクリーンとの囲いの中に展示品を載せた回転テーブルがあり、展示品と映像が鏡に映って、幻想的な雰囲気を醸しだしていました。

C展示場では、ホールの壁面はみがかれた金属の曲面鏡で、正面に巨大な人間の臓器の模型があり電光システムによって、生理的機能を説明しており、鏡に映し出されることにより、 超現実的な光景を作りだしていました。

D展示場は、工業生産品を紹介する展示場でした。展示の中心は楽器、放送・中継装置、スタジオ装置、映写機、望遠鏡などでした。またこれらの壁面は鏡になっていて、スイッチによってスライドとなり、B展示場の音楽のテーマをとらえた映像が映し出されていました。観客は、スライドと鏡に映った影とを交互に見るわけで、鏡のときには反射効果で無限が実感できました。中央部には彩色あざやかな彫刻「火の森」が置かれていました。 音楽堂(オーディトリウム)は、多くの実験的な試みを取り入れ、オペラ劇場、音楽演奏会場の“あすの姿”を具体的に示しました。演奏される音楽に合わせた照明効果をはじめ、ドーム全体が一つの楽器ともいえる音響効果、ドームの内壁や観客席の下に設置された約500個のスピーカーなどが特色で、観客は気分を休めたり、集中したりしながら、存分に音楽を楽しめました。

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